経営する株式会社なにわ書房は札幌本社。ほかにブックカフェ「カフェ ライナー・ノーツ」2店舗も展開中。
[新店紹介]吹き抜けの開放的なレイアウトが好評 なにわ書房西友西町店[2016.9.29]OPEN![2016.11.14]
フロアのセンターを占める吹き抜けに新店舗誕生
1950年に創業した札幌の老舗書店なにわ書房が今年9月、マルヤマクラス店、東光ストア円山店、東光ストア行啓通店に次ぐ4店舗目を札幌市西区の西友西町店2階にオープン! エスカレーター横の吹き抜けに位置する店内は、フロアの中心を占めるオープンスペース。3方向からアクセスできる開放的な空間が好評を呼び、取材当日も買い物カートを押しながら自由に行き来するお客様の姿があった。
立つペンケースやかわいいmtなど話題の文房具をセレクト
書籍40坪・文具20坪の新店を任されたのは、33歳の麓仙秋(ふもと・のりあき)店長。学生時代から書店でバイト経験を積み、他の業界で働いたこともあるが、再びなにわ書房で書店業界にカムバック。入社5年目で初の店長職を任された。
「文具のセレクトは同じ西友内の他店とかぶらないように気を遣っています」。子どもたちに好かれそうなキャラクターノートやペンスタンドにもなるペンケース、女性に人気のマスキングテープなど、幅広く注目を集めるラインナップに心を砕いている。
なにわ書房合同『HO』バックナンバーフェア開催中
書籍スペースは40坪と限られているため、"何を置くか"は店のさじ加減ひとつとなる。「旅行誌ひとつとっても、以前いたマルヤマクラス店では外国ガイドが人気でしたが、こちらでは身近な日帰りドライブや温泉特集が人気。今後もお客様のご要望をしっかりと見極めていきたいです」。 現在は、なにわ書房合同の雑誌『HO』バックナンバーフェアを開催中。同じフロアにある100円ショップ「セリア」のカタログ誌も置くなど細やかな心遣いも感じられた。
今後は児童書を充実、国産木材の知育玩具もおすすめ
文庫の売上を支える時代小説や新刊中心のコミックも鮮度のよさをキープしつつ、今後は「クリスマスシーズンに向けて児童書にも力を入れていきたい」と語る麓店長。
国産木材を使った知育玩具「NIHON」シリーズもおすすめ商品。「おもしろいものを置いている」と思われるような新鮮な発見を提供していけたら、とはじめて任された店づくりに意欲を見せる。
「なにわ書房西友西町店、よろしくお願いします!」