Vol.101 フルコース2017夏総集編その2
書店ナビ | 北海道書店ナビが送る「5冊で『いただきます!』フルコース本」。 今年の前半戦を振り返り、先週に続いて2017年の夏らしい特選フルコースをご紹介します。 後編は、夏らしい「旅」がテーマ。読んで旅する特選フルコース3本を、どうぞ召し上がれ! |
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1. | フルコースをつくってくださる選者を決める・お願いする。「このテーマなら大好きな5冊がある!」というテーマ設定が、かなり重要。 |
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2. | 「前菜/スープ/魚料理/肉料理/デザート」に該当する本を記入した企画書兼取材シートを事前に送っていただく。「魚料理をやめてデザート2品」などのアレンジも大歓迎。 |
3. | 取材(約1時間半)。実際に5冊を手に取りながら詳しいお話をうかがう。 |
4. | 事前に内容を確認していただいてから掲載週の月曜朝10時に更新! |
前菜 古き良きアメリカに旅する、案内役は名翻訳家たち
Vol.87 株式会社柏艪舎 企画・編集 山本 基子さん[2017.4.24]
札幌の出版社、柏艪舎の山本さんがリコメンド! 「アメリカ文学翻訳」本フルコース
ふりかえりトーク
札幌の出版社、柏艪舎(はくろしゃ)さんは、北海道では珍しい文芸翻訳を中心とする出版社です。 山本光伸代表の夫人であり、「企画・編集、ときどき装丁」で活躍する山本基子さんに教えていただきました、「アメリカ文学翻訳」本フルコース。
途中、山本代表にもお話をうかがい、北海道の翻訳家育成事情について語っていただきました。
インターネット普及以前は、海外文芸こそが外国への憧れを育んでくれたもの。登場人物や作者に心を寄せて、かの地への旅心をふくらませていきました。 あれから時代が変わっても「人間を描いた」名作の輝きは、いまもなお褪せることはありません。名翻訳家たちにいざなわれて、古き良きアメリカにLet's travel!
メイン 縄文時代にタイムトラベル!ビールがすすむ縄文本
Vol.95 アダノンキ 石山 府子さん[2017.6.19]
古本とビールの店が縄文時代に恋をした! 「縄文でドキドキ!」フルコース
ふりかえりトーク
古本とビールの店「アダノンキ」の石山府子(いしやま・あつこ)さんは、意外にも古本でもビールでもない第三のテーマ、「縄文」をチョイス。 そうしたらですね、この5冊がまあ、面白いのなんのって!教科書で習ってきた「わたしの知っている縄文じゃない」ことを、やさしく楽しく教えてくれるラインナップに、取材陣も"目からうろこ"の連続でした。
縄文女子のヘアスタイルってレイア姫に似てる? 本を書くだけじゃなくて縄文フィギュアまで作った著者がいる? え?縄文土器にイノシシ型が? ちょ、ちょっと待ってください、縄文Twitter っていったいナニ!
ああ、もう、このままアダノンキさんでビールを飲みながら、この5冊を読んで盛り上がる《縄文飲み》がしたい!という夢を、いつか実現させたいです。
デザート タイムマシン感覚で北海道史を追体験!
Vol.80 有限会社ウィルダネス 代表 佐藤 圭樹さん[2017.2.27]
旅好き編集者が何度も読み返す 「北海道を旅する・学ぶ アイラブ北海道本」フルコース
ふりかえりトーク
小樽在住の出版・編集プロダクション「ウィルダネス」代表の佐藤圭樹さんは、東京都出身。学生時代の旅を通じて好きになった北海道に1992年に移住してきました。
"外の目線"を持っている佐藤さんだからこそ、北海道の歴史・風土、先人達の営みが知りたくなったのも、ごく自然なこと。 史料としても価値ある5冊を選書してくれました。
地元出身者も知っておきたい、北海道という土地が歩んできた道のりとは。いまを知る目で昔を読むと、いまの景色もこれまでとは違ってみえてくる。それもまた、読書で実現する旅の楽しみのひとつかもしれませんね。
8月14日・8月21日の2週連続でお届けしたフルコース2017夏総集編、いかがでしたか? 毎週月曜更新のWEB「北海道書店ナビ」ではこれからも、「本のフルコース」や新店情報、書籍関連イベントの情報をお伝えしてまいります!